当社は場所によって、機材の準備時間がある時は、可能な限り一眼レフカメラを使用しています。

今回は前回ご説明した一眼レフの補足で、実際の現場で撮った場合、どのような証拠画像になるかをご説明していきます。

 

今回の案件では依頼者様よりご了承を得ています。特に不貞等の事案ですと、今後の夫婦間系の修復を考慮されているお客様が多いので、ブログ掲載をお断りされる事が殆どなのですが、今回のお客様は都道府県を隠す事を条件に、ブログ掲載を許可して頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。

尚、ブログ掲載にご協力頂いたお客様に対しては、これまで通り料金の割引が御座います。

さて、前回画素のお話したかと思いますが、実際の高画素数とそれを表現出来るだけの大型の画像センサーを用いて撮影すると、拡大した時にどれ程の差が出るか以下の画像をご覧ください。
左が一眼レフで、右がSONY FDR-AXP35 4KをDV画質で撮ったものです。
IMG_00020 DSC002120
※左 CANON EOS5DマークⅡ               ※右 SONY FDR-AXP35

そしてその画像を更に拡大した画像が此方ですが、ここまで拡大しても手指の雰囲気が判別出来ると思います。
IMG_00023 DSC00212
※左 CANON EOS5DマークⅡ               ※右 SONY FDR-AXP35

肖像権の関係から、目鼻口がどれ程はっきり写っているかや、髪の質感等をお見せ出来ないのが残念ですが、通常のビデオカメラで撮影した画像を切り取った場合、普通の写真サイズ(L版)に引き伸ばした際に、非常に画像が粗く写真品質の低いものになってしまいます。

その点、一眼レフカメラで撮影した写真に関しては、A4サイズに引き延ばしても証拠になりうる非常に高品質な画像になります。
とは言え、実際の徒歩尾行現場で重たい一眼レフを携行する事は、事実上非常に困難です。
いやそれ以上に怪しい(苦笑) 2回も対象者に振り向かれたら、もうその時点でアウトです。

ただ、探偵がテープのビデオカメラを使い始める以前は、コンパクトカメラやフィルムタイプの一眼レフカメラを持ち歩いていたりしたので、最近のハンディカム等で仕事が出来る環境は本当にラクになったと実感します。
但し、当社の暗視機材(暗視装置)の拡張性やら高感度撮影により、ハンディカムとは比べ物にならない程、暗い場所での撮影が可能な点等は、一眼レフカメラならではの芸当だと思います。

探偵の調査方法や機材等は、必ずこうしなければならないとかは無いのですが、それでもその場面場面で、最高最良の証拠を集めたいと多くの調査員が考えています。

もちろん当社のやり方が正解か否か、一概にどちらかは言えませんが、それでも数多くの機材を駆使し、当社の顧問や依頼者様サイドの弁護士先生に「凄くはっきり写ってるね」等のお褒めの言葉を頂くと、本当に仕事冥利に尽きますね。

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