場所は群馬県高崎市。相談内容は、 30代旦那さんの浮気調査です。
依頼者は奥様。こちらも30代で結婚2年目のまだ新婚さんです。
元々旦那さんは結婚する前に浮気をしていました。 奥様にバレて一時は結婚前に破談となりそうでしたが、 旦那さんがもう二度と浮気をしないと泣きながら謝ってきたのを許 し、結婚をしたとの事です。
しかし最近、少し だけ旦那の様子が可笑しいと思い、携帯電話をチェックした所、 怪しい女性とのやり取りを発見しました。
その内容とは今週の火曜日にお互いに有給を取って遊びに行こうと の事です。
そして奥様より、 その有給日に調査希望との事で依頼を受けました。
奥様が知っている限りの情報は
・お互いに有給を取り合い、遊びに行くこと
・女性の名前(ニックネーム)
のみです。
あれ以来、旦那さんは携帯を肌身離さず持っていた為、 それ以上の情報は掴めなかったとの事ですが、 こちらとしては十分です。
今回の調査目的はもちろん、浮気の不貞証拠を取る+ 女性の身元判明です。
調査当日の朝、奥様には普通に仕 事と行って出掛ける為、 普段出勤時に家を出る7時半から調査を開始しました。
7時半過ぎ、スーツを着た旦那さんが家を出て、車に乗り込み、 発進しました。
途中近くのコンビニエンスストアに止まり、 さっそく旦那さんは車内でスーツから私服に着替えました。
着替えて車内を掃除し始めた後に、発進していきました。
スーツから私服に着替えた時点で、 もう遊びに行く事は間違いないですし、 車内を掃除していたという事は、 女性は旦那さんの車に乗るという事が分かります。
車は何処に寄る訳でもなく、直ぐに高崎ICから高速道路を走行。 一番最初のサービスエリアに入りました。
車は駐車するかと思われましたが、一瞬だけ止まり、 直ぐに奥様では 無い女性が乗り、発進しました。接触開始です。
多くの浮気調査を見てきましたがこういう接触の仕方は、 浮気が初めての人のやり方ではありません。
人や車が多い場所、 まして高速道路のサービスエリアで待ち合わせをするというのは普 通はありません。
意中の相手なら、きちんと誠意を持ち、 相手の家に送迎するのが普通だと思いませんか?
きっと旦那さんは結婚前にバレた浮気を気にしていて、 今回はバレないよう慎重に浮気をしているようです。
車はどんどん都心方向へ向かい、首都高を経て千葉県へ突中。行先は迷うことなく「 東京ディズニーリゾート」です。
「東京ディズニーシー」に車を止め、二人は仲良く手を繋ぎ、 園内に入っていきました。
二人は周りから見れば何も無いラブラブのカップルのように仲良さ そうに手をずっと繋ぎながら園内を楽しんでいます。
この二人の親しげから、 2人っきりで出掛けているのはこれが初めてではなくきっと奥さん が怪しいと思った数か月前から出掛けていたのではないかと思われ ます。
夕方くらいに2人は園内を出て、群馬県に向けて発進しました。
奥様から「1時間程残業して帰る」 と旦那さんからメールが入ったとの事です。
調査員は、旦那さんの車の動きは、 奥様に取り付けて貰ったGPSで動きを見ながら、 接触したサービスエリアへ先回りします。
女性の車を判明させ、身元を割らなければなりません。
サービスエリアに女性がいたということは 、車でなきゃ行けない場所なので、 もちろん女性の車がそのサービスエリアに止まっているという事で す。
旦那さんの車が到着する20分前に調査員は先回りに成功、 20分後に旦那さんの車がサービスエリアに入っていきます。
今度は駐車場に止まり、女性が直ぐに降り、 隣に止まっていた赤い軽自動車に乗り込みました。 女性の車判明です。
女性の車は直ぐに発進して行きました。 調査員は旦那さんではなく女性へ監視に切り替え、 女性車両を尾行します。
女性車両は、数十分走行した後、団地の駐車場に停車し、 女性は団地へ入っていきました。女性の自宅も判明です。
旦那さんは、サービスエリアで数分停車し、 そのまま一直線に家に帰宅しています。
女 性と別れて、 サービスエリアでスーツに着替え直していたんだと思います。
調査はここで終了です。
今回は浮気の証拠として慰謝料請求が取れる「不貞」 と呼ばれる証拠は取れなかったものの、2人の間柄、 確実に不貞がある事は間違いありません。
調査結果を知った奥様は、離婚するかどうかはまだ考えず、 とりあえず証拠を集めたいと再調査の依頼を受けました。
調査日はまだ未定ですが、やはり「結婚」というのは、 それなりの覚悟が必要であるし、 結婚したからには浮ついた気持ちというのはセーブしなければなら ないと思います。
一番大切なものを傷つけない為に、人間には「理性」 というブレーキがあるんです。
1度許した奥さんを裏切る事は絶 対にしてはいけません。もちろん、 1度も裏切った事ない人はこれからもです。
この調査はまだまだ続きます。